【デュエマ】もしジャオウガが殿堂入りしたら?

どうも、啄木鳥です。今日は「CRYMAXジャオウガ」がもし殿堂入りした場合に使えるデッキを紹介していきます。

 

僕はこのデッキを普段から使って警鐘を鳴らしています。実績は無いですがそもそも僕は現在実績を作れる立場にないのでご了承ください。


さて、殿堂発表もいよいよ間近です。
今回はどうなるのかな?殿堂解除はあるかな?いい加減鎖風車帰ってこいよ、と色々考えながら待っている僕ですが、1つだけ懸念している事があります。

 

それは「もしジャオウガだけが殿堂入りしたらどうしよう」という事です。

 

というのも「CRYMAXジャオウガ」単体が殿堂入りしたとて、インフレが進んだ現代デュエルマスターズならいくらでもサーチカードが存在するわけで……ほぼ意味無いんですよね。

 

なので前回の記事でも記述した通り殿堂入りさせるなら「母なる星域」なんですが、万が一という事がないわけでは無い。

 

というわけで、今回はその万が一が起きた場合に組める「速効型」アナカラージャオウガデッキを解説していきます。

 

では、早速解説に入りましょう。

 

 

 

 



すごい適当に見えるかもしれませんが、これはしっかり考えたうえで組んだデッキですのでご安心ください。

 

まず、このデッキは「メタカードを展開して盤面を制圧して殴る」様なデッキではなく、「相手の攻撃はトリガーで受けて、とにかく1ターンで決着をつけられるように準備する」ことに全力を注いだデッキです。

 

このデッキの主役は「CRYMAXジャオウガ」及び「異端流しオニカマスです。

最終的にこの2体でのワンキルを狙います。

なので、キルターンは4ターン目になる事もあれば6ターン目になる事もあり、あまり安定しません。ですがこの2枚を揃えない事には現環境ではほぼワンキル出来ないので、割り切って集めましょう。

じゃあ1枚しかない「CRYMAXジャオウガ」をどう集めるのかというと、「母なる星域」と「神秘の宝剣」を使います。

「神秘の宝剣」で「CRYMAXジャオウガ」をマナに叩き落として、「母なる星域」でマナから出します。その種としてクリーチャーが必要になりますが、その点は「天災デドダム」のような優秀なクリーチャーが存在するので、その辺りをうまく使えば簡単に用意することができます。

 

そうやって召喚した「CRYMAXジャオウガ」で攻撃した際、横にいる「異端流しオニカマス」は「相手に選ばれない」ので、「バースト・ショット」でもトリガーしない限りは安全にトドメまで持っていけます。

 

速攻相手でも「終末の時計ザ・クロック」や「光牙忍ハヤブサマル」でしっかり対応してくれます。殿堂後の環境がどうなるかはわかりませんが、今でもまぁまぁ戦えるので次環境でもやっていけるデッキだと思います。

 

今回のデッキの解説はここまでとさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

「母なる星域」さえあればたとえ「CRYMAXジャオウガ」が殿堂入りしてもこのデッキは全然戦っていけるということがわかっていただけたのではないでしょうか。

 

ところでおやじ世代の皆様。本体が殿堂入りしてもまるで止まらないオルガのように止まらないデッキに見覚えはありませんか?

 

 

 

 

そう、「ボルバル」に。

 

まぁ時代も違うしこの頃よりサーチカードが増えているのでそこまで似ているかと言われれば少し違うんですが、このデッキと同じで「アナカラ―ジャオウガ」はそもそものデッキ基盤が強く、恐らく「CRYMAXジャオウガ」が殿堂入りした所で環境に合わせて姿を変えつつ適合するのは目に見えているんですよね。

 

で、本来なら「CRYMAXジャオウガ」も「母なる星域」も両方殿堂入りさせた方が良いのですが、片方しか殿堂入りさせない場合、「母なる星域」を殿堂入りさせないとちっとも失速しない可能性があります。というか今回の記事でもわかる通り恐らく1ミリも失速しないまま地球の裏側まで突っ走っていく事になるでしょう。

 

なので、皆さんにもぜひこのデッキを参考にリペアを組んで、その「危険性」を広めていってください。よろしくお願いします。

 

では、また次の記事でお会いしましょう。

 

 

【デュエマ】春の殿堂予想【殿堂編】

はい、こんにちは。啄木鳥です。

今回は春の殿堂予想殿堂編をやっていきます。

特に話す事もないので、早速書いていきます。

 

 

 

 

 

 ・・・カード紹介の見方・・・

カード画像

コスト/パワー/種族/種類

■能力

殿堂の可能性:強/中/弱(例外アリ)

と、なっています。

 

2.殿堂カード(1枚制限)

今回は5枚予想です。(私怨含む)

 

幻緑の双月/母なる星域

上面

2/1000/ビーストフォーク/クリーチャー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札を1枚、マナゾーンに置いてもよい。

下面

3/呪文
■自分の進化ではないクリーチャーを1体、マナゾーンに置く。そうしたら、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つ進化クリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。

 

殿堂の可能性:高

「ツインパクトNO1パック」で登場した、いつのまにか少し古臭くなってきたカード。(まぁ元の2枚はおじいちゃんレベルで古いんですが)

 

理由はもちろん「CRYMAXジャオウガ」です。
というのもこのカード、元々は上のカードはわりとどうでもよくて、下のカード「母なる星域」が主な主役になっているんですが、この「母なる星域」は、バトルゾーンのクリーチャーとマナゾーンの進化クリーチャーを入れ替えるカードなんです。

 

なので、本来ならバトルゾーンに生贄と進化元の2体のクリーチャーを揃えないといけないので、特定のコンセプトでもない限りは使い勝手の悪いカードで、ガチデッキに採用される事もないカードでした。

 

しかし「CRYMAXジャオウガ」含めた「S-MAX進化」が登場した影響で、このカードの評価は大きく変わる事となります。

 

「S-MAX進化」は、「進化元を必要としない進化クリーチャー」という、これまでの常識を根本から覆すカードタイプだったんです。つまり「母なる星域」で「S-MAX進化」を出す時、生贄を用意しておくだけでよくなってしまったわけなんです。

 

これにより「CRYMAXジャオウガ」のデッキに搭載され、環境で猛威を振るう事となりました。

 

現在は「CRYMAXジャオウガ」のデッキも勢いがなくなってきてはいますが、それは環境のデッキと相性が悪いという理由があるからで、「母なる星域」と「CRYMAXジャオウガ」がある限りこのデッキは環境に居続けるし、デュエマ全体に悪影響をもたらすでしょう。

 

そこでどちらを殿堂にするかという話になると、まぁ「CRYMAXジャオウガ」だと考える人もいるかと思いますが、「幻緑の双月/母なる星域」の方が、他の「S-MAX進化」にもポテンシャルの高い奴がちらほらいたり、そもそも「神秘の宝箱」があれば「CRYMAXジャオウガ」を殿堂入りさせたとして全然戦えるので、ここは「幻緑の双月/母なる星域」を殿堂入りさせてくると思います。

 

もしかしたら普通の呪文版の「母なる星域」も一緒に殿堂入りさせてくるかもしれませんので注意しましょう。

 

※環境で使われる場合「幻緑の双月」の方も中々良い動きをさせてくれるようですが、正直上面だけ切り取った時全然強いと思えず、下面だけでもデッキとしての可動率を落とすことはないだろうと判断して敢えて解説しておりません。


瞬閃と疾駆と双撃の決断

3/呪文

■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
 ➧コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出す。
 ➧このターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。
 ➧自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、そのクリーチャーをアンタップする。

殿堂の可能性:高

 

まさかコイツの殿堂予想をする事になるとは。

 

昔はそうでもなかったですが、
現在は結構めちゃくちゃやってるカードです。

 

「超天篇」で登場した「パーフェクト系呪文サイクル」の火のカードなんですが、闇や自然と比べると見劣りする点が多く、当初は面白デッキや申し訳程度に革命チェンジで使われるくらいであまり活躍はしていませんでした。

 

しかしこのカード、3コストのクリーチャーを出してそのままスピードアタッカーを付与出来るので革命チェンジや侵略と非常に相性が良く、活躍はせずとも強そうなオーラは醸し出していました。

 

「超天篇」だと「赤単バイク」とかで使われていました。「覇王速ド・レッド」が3コストのソニックコマンドなのでこのカードで出せるんですよね。後このカード2回攻撃付与出来るので、2ターン目になんでも良いからクリーチャー出しておけば「覇王速ド・レッド」からの侵略先次第で3キルする事も出来たんです。

 

なおこのカード3コストなので、「ナゾの光リリアング」で唱えられます。まぁ、これに関しては当時やってる人あんまりいなかった記憶がありますけど。

 

まぁ当時の話は置いておいて……。
このカードと相性の良い「革命チェンジ」や「侵略」は、近年何度も強化をもらっており、それに比例してこのカードの評価も年々上がっています。

 

そして去年、「赤青マジック」というこのカードと最高相性のデッキが登場しました。

 

このカードから「灼熱の演奏テスタ・ロッサ」などを出して、「芸魔隠狐カラクリバーシ」に革命チェンジして「氷柱と炎狐の決断」を唱えてドローした後に後続のクリーチャーを展開して……とまぁ、とんでもないくらいのアドバンテージを稼げますし、なんなら「氷柱と炎狐の決断」でなくこのカードをもう一回使って「芸魔隠狐カラクリバーシ」に2回攻撃を付与すれば「芸魔王将カクメイジン」を出して即キルまで持っていけますし。

 

まぁもう、相性良すぎるわけです。
そんでもってこのデッキは新しいカードだらけなので、殿堂入りによる調整をするならば対象となるのは間違いなくこのカードなんですね。

 

なので、殿堂の可能性は高いと考えられます。


森夢龍フィオナ・フォレスト

7/7000/ドリームメイト・ドラゴン/クリーチャー

■W・ブレイカ
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、フィールドを1枚、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■相手が自分のクリーチャーを選ぶ時、自分の他のドリームメイトは選ばれない。

殿堂の可能性:くたばれ

 

マジでくたばって欲しいカードです。
「最強戦略!!ドラリンパック」で登場したカードで、フィールドを出せるという特殊な効果を持ったクリーチャーです。

 

登場時は「Dの禁断 ドキンダムエリア」を使ったドリームメイト+禁断デッキとかありましたね。まぁ可愛いもんです。このくらいなら。

 

しかし!!
現在は「完全水中要塞アカシック3」と合わせてループデッキに搭載されています。

 

4ターン目に発動するループで、しかも安定性抜群。ループ手順は省略しますが、最終的には個人的プレミアム殿堂候補の「「本日のラッキーナンバー!」」を無限に発動してクリーチャーと呪文を完全封印してフィニッシュするという恐ろしすぎるデッキです。

 

ただ、こういうループデッキは今までも存在していたので、ループがあまりにも酷ければループパーツが規制されるでしょう程度で解説を終わるんですが。

 

今回可能性の欄に「くたばれ」とか物騒な事を書いた理由は、「これが完全に予期出来ていた事だから」です。

 

というのも、「森夢龍フィオナフォレスト」が出たのは4年ほど前の事。確認しようと思えばいくらでも確認できる時間はあります。にも関わらず「10マナなら大丈夫!」的な安直な理由で付けたとしか思えない10コストに、「呪文を好きなように使ってよい」というヤバすぎるテキストで登場した「完全水中要塞アカシック3」。そんなもん、最速4ターンで出せるんだから暴れるに決まってんですよね。

 

ループ嫌いを前面に出している公式が、絶対予期出来たであろう理不尽ループを世に落としたのはちょっといただけないと思います。それにこんな簡単なデッキ、デッキビルダーからしたらちょっとムッと来ますよね。


アカシックループ」と呼ばれるこのデッキも、ビルダーが調整した結果ここまで洗練されたというのはわかっていますが、「サガループ」といい、ビルダーの血と汗と涙の結晶である「マーシャルループ」などのループデッキを馬鹿にしたような簡単なデッキで、イライラするんですよね。


これからはわかりやすく簡単なループとか普通にやめて欲しいです。難解なのが作られるように頑張って調整して欲しいです。

 


ん?
アカシックループも簡単じゃない?

 

 

いやいや、呪文が無料で撃てるんですよ?
証明できなくても適当に撃ったら勝ちますよ?このデッキ。

 

だから、「サガループ」と一緒なんです。
馬鹿でも使えるから。

 

それに俺は一言も現在のデッキのループが簡単だとは言ってませんよ?でも、無料で呪文が使えるならループしなくても勝てますよね?

 

この組み合わせなら、はっきり言えば「パーフェクト・リリィ」出して「オールデリート」撃っても勝てるじゃないですか。

 

そうなんです。大事なのはこの組み合わせと、これらを手札に揃えるカード、早出しするカードだけで、後のフィニッシュなんてなんでも良いんです。

 

研究のしがいはありますけどね。
でも、いらんです。無限の可能性とか。

 

限られた条件下でやるからループは面白いんです。

 

はい。僕の言いたい事は以上です。
実質的な評価としては公式はループ嫌いなので普通に規制してくるだろう。って所です。

 

「無月」の頂 $スザーク$

10/15000/ドルスザク、マフィ・ギャング、ゼニス/クリーチャー

■無月の門・絶:各ターンの終わりに、自分の魔導具をバトルゾーンまたは墓地から合計6つ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら6枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。
■T・ブレイカ
■このクリーチャーが召喚によって出た時または攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊し、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■相手の墓地に、どこからでもカードが置かれた時、カードを1枚引いてもよい

殿堂の可能性:いい加減にしろ


コイツはいつまで環境にいるんだ……?

 

なんか2年くらい前からずっと環境にいる気もする「青魔導具」や派生の「青黒魔導具」の手綱を一生引っ張っているのがこのカード。結構新しいカードで、「黄金戦略!!デュエキングMAX」で初登場し、その時からずっと猛威を振るっています。

 

召喚・攻撃時の除去と手札破壊能力に、ドロー能力。倒しても普通に復活してくるゾンビ性能、そして純粋に高いスタッツで環境を荒らしに荒らしてきました。

 

何がやばいって相手が除去したターンの終わりに出てくる事。各ターンの終わりって表記のせいで相手ターン中に復活できてしまうんですよね。

 

そして除去をして、手札破壊もして、その後相手の墓地に2枚カードが置かれたからって2ドローするんです。単純に言えば、相手は-2でこちらは+2。これが下手すればゲーム中ずっと続くんですから、そりゃあ負けますよ。

 

ただもう流石に1年以上経っているので、そろそろ殿堂入りして足湯にゆっくり浸かってもらった方が良いんじゃないかなと思っています。

 

このまま行くとしぶとく生き残り続けるのは明白なので、「青魔導具」の強化もしづらくなってしまいますしね。

 

神羅星アポロヌス・ドラゲリオン

6/15000/フェニックス/進化クリーチャー

■究極進化:進化クリーチャー1体の上に置く。
■侵略:火の進化ドラゴン(自分の火の進化ドラゴンが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■T・ブレイカ
■相手がこのクリーチャーを選んだ時、カードを2枚相手のマナゾーンから選び、持ち主の墓地に置く。
■メテオバーン:このクリーチャーが出た時、このクリーチャーの下にあるカードを3枚墓地に置いてもよい。そうしたら、このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする。

殿堂の可能性:コイツはキライ枠

 

まぁ、キライ枠があっても良いでしょう。
結構強くて使ってる分には楽しいカードですし、ちょっとデュエマ下手でも大会とかで上がっていけるので初心者にはおすすめのカードなんですが、使われると運ゲーにかなり近くなってしまうので、使われた側はまぁ面白くないカードです。

 

いつか運営がコイツの運ゲー要素を危険視するとは思うので、その時点で殿堂入りするんだろうなとは思っています。

 

 

 

 

如何でしたか?

今回は春の殿堂予想、「殿堂編」でした。

参考になったらブックマークしていただけるとありがたいです。

ではでは~。

 

【デュエマ】春の殿堂予想【プレミアム殿堂編】

 どうもこんにちは。はじめましての方ははじめまして。啄木鳥です。

 

 今回は、3月1日にデュエル・マスターズの「殿堂発表」…即ち禁止及び一枚制限の発表があると公式側からの発表があったので、それに伴いこちらの記事で殿堂予想をしていこうという記事です。

 

 まぁ今回はかねてより話題に上がっていた「殿堂候補」の「CRYMAXジャオウガ」が環境での立ち位置を徐々に悪くしていることもあって、なんとなく予想が難しい状況ではあるのですが、それでも確定で足湯*1や温泉*2に行きそうなカードが何枚か存在するので、そのカードらを中心に解説していきます。

 

 それでは、どうぞ。

 

 

 

 

 ・・・カード紹介の見方・・・

カード画像

コスト/パワー/種族/種類

■能力

殿堂の可能性:強/中/弱(例外アリ)

と、なっています。

 

 

 

1.プレミアム殿堂(禁止カード)

 

 まずは禁止カードです。今回は2枚のカードがプレミアム殿堂になると予想しています。

 

1枚目 『機術士ディール /「本日のラッキーナンバー!」』

クリーチャー面

コスト6/パワー6000/マジック・コマンド/クリーチャー

Wダブル・ブレイカ

■このクリーチャーが出た時、数字を1つ選ぶ。その数字と同じコストのクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。

 

呪文面

コスト3/呪文

数字を1つ選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストのクリーチャーを召喚できず、同じコストの呪文を唱えられない。

 

 

殿堂の可能性:なんでまだ生きてるんだろうってレベル。

 

以下、解説

 

 「双極篇」にて登場した、最悪かつ最低の能力を持ったカードです。

 上はそうでもないように見えますが(見えるだけです)、下は単体で出ていたとしても殿堂入りしていただろうと思えるくらい強力なカードです。

 

 このカードの恐ろしい点は、「クリーチャーと呪文の両方を1枚のカードで止めれる」「クリーチャー回収カードで回収できる」「次の相手ターンまで制限効果が続く」、「何故か呪文側のコストが3」の4つです。

 

 まず、クリーチャーと呪文というデュエマにおいて最も重要なカード種の2つを、指定コストのクリーチャーしか止められないという点を踏まえても、次の相手ターンまで止められるというのは明らかに壊れています。

 

 さらに上面がクリーチャーであるため、多種多様な「クリーチャー回収カード」で山札から引っ張ったり墓地から手札に戻して再利用したりできるわけです。

 「クリーチャー回収カード」は「呪文回収カード」より性能が良いカードが沢山ありますので、上面がクリーチャーである時点で手札への持ってきやすさは8割くらい上がります。

 

 例えば極端な例ですが、「未来設計図」なら多少ランダム要素はあれど最速2ターン目に引っ張ってこれますし、墓地にある場合「ダーク・リバース」を使うだけで気軽に再利用できます。(実質5マナ消費になりますが)

 

 こんな単純なカードでも持ってこれるわけですよ。そりゃもう、実質何でもありみたいなもんです。

 

 そしてこのカード、何故か呪文コストが3なんです。

 現代デュエマにおいて3コストとは、それ即ち0コストとなるわけです。

 

 「龍素記号wDサイクルペディア」や「芸魔隠狐カラクリバーシ」といった無料で呪文を1枚唱えさせてくれるカード達がいますからね。

 

 しかも「龍素記号wDサイクルペディア」がバトルゾーンにいる状態で手札から呪文を唱えたら2回発動出来るので、「「本日のラッキーナンバー!」」で2つのコスト帯の全てのクリーチャーと呪文を相手ターンまで止められます。

 

 「芸魔隠狐カラクリバーシ」は「革命チェンジ*3」で最速3ターン目に出てこれるので、相手の行動を見切れば下手したら相手の動きを完全に停止させて、なにもさせずにターンを終了させられます。もはや「終末の時計ザ・クロック」です。

>呼んだ?

 

 

 とまあこれだけ強い点もあるので、随分前に殿堂入り事態はしてるんですが、それでも永遠に悪さし続けているので、そろそろ温泉に行ってもらった方が皆喜ぶと思います。機械だから温泉入れないと思うけど

 

 

2枚目 「邪帝斧ボアロアックス/邪帝遺跡ボアロパゴス/我臥牙ヴェロキボアロス」

 

1面目

コスト4/ドラグハート・ウエポン
このウエポンをバトルゾーンに出した時またはこれを装備したクリーチャーが攻撃する時、自然のコスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■龍解:自分のターンの終わりに、バトルゾーンにある自分のクリーチャーのコストの合計が20以上であれば、このドラグハートをフォートレス側に裏返してもよい。

 

2面目

コスト7/ドラグハート・フォートレス
クリーチャーを自分の手札から召喚した時、自然のコスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■龍解:自分のターンのはじめに、バトルゾーンにある自分のクリーチャーのコストの合計が30以上であれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップしてもよい。

 

3面目

コスト10/パワー15000/ジュラシック・コマンド・ドラゴン/ドラグハート・クリーチャー

自分の手札からクリーチャーを召喚した時またはこのクリーチャーが攻撃する時、自然のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■T・ブレイカ

殿堂の可能性:極強

 

以下、解説

 

 遂にこのカードが登場してから10年経ちました。いやはや、速いものです。

 このカードが出た当初は「イメンループ」などのデッキで使われており、その頃からその能力の凄みを前面に出しておりました。

 過去このカードが使われていた「イメンループ」では、「龍覇イメン=ブーゴ」と組み合わせて、全文明になったマナからあらゆる文明のクリーチャーを出して盤面をめちゃくちゃにするというのが基本戦術でしたが、「S級原始サンマッド」や「ベイBジャック」などの強力な自然文明のクリーチャーと組み合わせて使われるようになってから、「別に染色しなくともただ自然の5コスト以下が出るだけでヤバい」という、このカードの真の実力が現れ始めました。

懐かしいですね。

 

 そして時が流れ、現代。

 「インフェル星樹」や「切札勝太&カツキング -熱血の物語ー」などという、単体でも充分ゲームを半分くらい終わらせられるレベルのバカみたいなカードをマナから釣り上げられるカードとして、このカードは活躍しています。

 

 「インフェル星樹」は「禁断」*4と組み合わせると、バトルゾーンに出た時に「禁断」についている封印を自分のマナゾーンに2枚置いた上で置いた枚数山札からカードをドローする…つまり2枚ドローするという爆アドカードであり、「ボアロアックス」をだすであろう7マナ域の時に出ると、次のターンには9~10マナ使用することが可能です。もうそなったら後は何でもあり。デカい大型獣だろうが強力な呪文だろうがほぼなんでも使えます。

 

 「切札勝太&カツキング -熱血の物語ー」に関しては山札の上5枚から好きなカードを手札に加えたうえでマッハファイター&スピードアタッカー持ち。更には火・水・自然のドラゴンなので7割くらいの「革命チェンジ」持ちドラゴンに変化できます。自らの能力で変化先のドラゴンを持ってくることが可能なので、運が良ければそのまま0の状態から勝利まで持って行く事が可能です。

 

 まあ、つまり「ボアロアックス」を出せば勝てるというような状態になってしまっているわけです。この時点で野放しにしておくわけにはいきませんし、このカードは公開領域のカードなので、一応現在「殿堂入り」ではあるのですがループで使わない限り殆ど「殿堂入り」の意味がありません。かといって「ボアロアックス」を出すための「ドラグナー」を殿堂入りさせるわけにもいかないので*5、「ボアロアックス」はプレミアム殿堂入りするべきなんですよね。正直個人的にはしてほしくないんですがね。

 

 極め付けに、このカード「永久強化型」のカードでして、「自然のコスト5以下のクリーチャーが出る度に強化され続ける」という性質を持っているため、プレミアム殿堂入りさせるなら早い方が良いと思います。本当は去年やるべきだったと個人的には思う。

 

 

 

 

 

 

如何でしたか?

今回は春の殿堂予想【プレミアム殿堂編】をお送りしました。面白かったらブックマークしていただけるとありがたいです。

それでは、また。

 

【追記】

なんと「大感謝祭 ビクトリーBEST」の再販が決定いたしました!!下記URLから購入出来ますので、お買い求めでしたらぜひこちらからよろしくお願いいたします!


 

 

*1:殿堂入りの意。

*2:プレミアム殿堂入りの意。

*3:この能力を持つクリーチャーが手札にある時、この能力に紐づけて記されている条件を満たすクリーチャーが攻撃する時、手札にあるこの能力を持つクリーチャーと攻撃しているクリーチャーを入れ替える能力。

*4:デュエマ開始時にバトルゾーンに置けるカードで、このカードを使う場合、開始前の準備段階でこのカードの上に山札の上からただのカード扱いの「封印」を6枚おかなければならない。この「封印」は「禁断」の場合、火文明の種族名に「コマンド」が含まれているカードをバトルゾーンに出すと1枚剥がせる。剥がした「封印」は通常墓地に置く。

*5:一部例外を除いて大して強くない上に、他のドラグハートにも影響が及ぶのでメリットが無い。

遊戯王デッキ紹介 〜ジェネクス・天穹覇龍ドラゴアセンションんんんんん!!〜

どうも、啄木鳥です。

今回はタイトルにある通り遊戯王のデッキ紹介をしていきます。

今回はだいぶカジュアルに寄った作りのデッキになるのでゆるーく見ていただけるとありがたいです。

 

それでは、行きまっしょい!!

 

 

1.ジェネクスととあるカードについて。

 

「ジェネクス」。このブログでも連続で解説している、「リペア・ジェネクス・コントローラー」を主軸とした連続シンクロ召喚デッキ。

 

そんな「ジェネクス」デッキで、何か面白い事はできないものかと模索していた時、あるカードが目に入りました。

 

それこそ「TGハイパーライブラリアン」です。

 

このカードはシンクロ召喚するたびに1ドローするという、このデッキなら手札が増える事間違いなしな優れ物。

 

ただ手札が増えるというだけではなく、「リペア・ジェネクス・コントローラー」がメインデッキのモンスターの特殊召喚を縛らない事から、特殊召喚出来るモンスターや「死者蘇生」を持ってこれるという事で優秀な展開補助となるカード。

 

なのでガチ「ジェネクス」デッキの投入候補にもなりうるカードなのですが、今回僕は展開補助とは別の点に注目しました。

 

それは「手札枚数が増える」という点。

遊戯王には、シンクロモンスターの中に、手札の枚数×800攻撃力が永続的に上昇するという能力を持ったやたらレベルの高いドラゴン族シンクロモンスターがいます。

 

それが「天穹覇龍ドラゴアセンション」。

ロマンの塊のようなカードで、このカードをひたすら愛用しているデュエリストがいるくらい人気のあるカードです。

 

このカードはレベルの高さこそあれど、チューナーにも非チューナー側にも制限がなく、出しやすさは高いカードとなっています。

 

ただ手札枚数を保たないと攻撃力が低くなり、レベル10のくせしてあっさりやられてしまいます。まぁ、やられた場合にも素材にしたチューナー・非チューナーを特殊召喚出来るという効果がありますが、こちらの効果なんと「破壊時効果」であり、しかも相手の破壊でなければ発動しません。つまり手札に戻されたりデッキに戻されたり除外されたりしたら効果発動できないし、またそういった破壊以外の除去をさせないために何らかのカードで自分から破壊しても効果発動できないわけです。

 

つまりこのカード、コントロールしないとすっげえ弱い上に、破壊時の足掻きですら滅多に発動しないというとんでも病弱カードなんです。

 

コイツを輝かせる最も効果的な介護は、「コイツをシンクロ召喚したターンに勝つ」か、「何らかの外側の要因によって防御効果をコイツに付与するか」です。

 

そして「ジェネクス」は「TGハイパーライブラリアン」と合わせる事で、前者の「コイツをシンクロ召喚したターンに勝つ」を達成できるデッキテーマなのです。

 

 

では、「ジェネクス」と「天穹覇龍ドラゴアセンション」を組み合わせたデッキを見ていきましょう。

 

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最初に1つ重要な事を言います。

このデッキは先行より後攻を狙うデッキです。

先行でもトリシューラ3体+バロネスまでは行けますが、基本後攻の方が良いです。

なぜなら、このデッキが後攻1ターン目に勝つ先行ワンキルデッキだからです。

 

まず、このデッキを何回か回して手に「馴染ませて」ください。そうすると、「ジェネクス」1枚と妨害札1枚寄越してくれるようになると思います。

 

そうしたら大会で、その妨害札で先行を切り抜けて、後攻で完璧に決めるという動きは多少しやすくなります。

 

まぁダメな時はダメなんで、そこは割り切りましょう。

 

このデッキでは、先行を譲った相手の動きをよく見て、良いタイミングで「灰流うらら」や「墓穴の使命者」を叩きつけ妨害する必要があります。

 

なので、自分の遊戯王仲間にお願いして練習に付き合ってもらうと良いでしょう。先行を取った相手への妨害はかなり難しいので。

 

ただ「ニビル」は別です。コイツは相手が5回以上特殊召喚をした時に、相手フィールドのモンスターを全てリリースして相手の場に出せるというとんでも優れたカードです。

 

コイツを引いたら頭を休ませて、相手の最後の特殊召喚を待ちましょう。そして特殊召喚してきたらニコニコしながら叩きつけましょう。

 

 

そうして妨害した次の自分のターン、「半魔道帯域」などのカードで妨害を防ぎつつ、「リペア・ジェネクス・コントローラー」から展開します。

 

まずはじめに「TGハイパーライブラリアン」を出しましょう。「ジェネクス」がどこからスタートするかはその時々で変わるので考えません。

 

上手くシンクロ召喚を繋げて、「天穹覇龍ドラゴアセンション」まだ持っていきましょう。2〜3シンクロ召喚すれば手札は8枚程度にはなっているはずです。それで「天穹覇龍」をシンクロ召喚すれば、最低でも6400程度の火力を持った「天穹覇龍」が出せると思います。

 

また「スターダスト・チャージ・ウォリアー」や「サイバース・インテグレーター」を噛ませれば、手札10枚からの8000火力で「天穹覇龍」だけで相手を倒すことも可能です。

 

ここら辺は技量次第なので、練習して上手く使いこなせるようにしましょう!

 

 

 

 

 

いかがでしたか?

今回は「ジェネクス」と「天穹覇龍」を組み合わせたデッキをご紹介いたしました。

次は最後の「ジェネクス」テーマのデッキをご紹介しますので、楽しみにしていてください。

それでは、また〜

 

遊戯王デッキ紹介 〜リペア・ジェネクス5枚ハンデス〜 

皆さんどうも。啄木鳥です。

今日は「リペア・ジェネクス・コントローラー」

を使ったデッキをご紹介します!

 

まずはおさらいです。

 

 

 

リペア・ジェネクス・コントローラー

LINK-1 ATK/1200

【機械族/リンク/効果】

召喚条件:レベル4以下の「ジェネクス」モンスター1体

自分は「リペア・ジェネクス・コントローラー」を1ターンに1度までしか特殊召喚でき

ない。

①このモンスターがL(リンク)召喚された時に発動できる。

自分の墓地から「ジェネクス」モンスター1体を手札に加える。

②「ジェネクス」モンスターがドロー以外の方法で自分の手札に加わった場合に発動で

きる(同一チェーン上は1度まで)。「ジェネクス」モンスター1体の召喚を行う。この

ターン、自分は「ジェネクス」チューナーをS(シンクロ)素材としたS(シンクロ)召

喚でしかEX(エクストラ)デッキからモンスターを特殊召喚できない。

 

 

 

こちらのぶっ飛んだカードを使っていきます。

では、行ってみましょう。

 

 

「リペア・ジェネクス・コントローラー」デッキ第一弾〜ダークシンクロもびっくり!恐怖の5枚ハンデス

 

メインデッキ

ジェネクス・コントローラー×3

ジェネクスウンディーネ×3

レアル・ジェネクスウンディーネ×2

レアル・ジェネクス・マグナ×3

レアル・ジェネクス・ターボ×3

レアル・ジェネクス・クラッシャー×3

ジェネクス・パワープランナー×3

A・ジェネクス・バードマン×3

レアル・ジェネクスチューリング×2

灰流うらら×3

究極生命体ニビル×3

墓穴の指名者×2

抹殺の指名者×1

篝火×3

半魔導帯域×3

 

エクストラデッキ

リペア・ジェネクス・コントローラー×3

氷結界の竜 トリシューラ×3

PSYフレーム・ロードΩ×1

ディス・パテル×1

氷結界の虎王 ドゥローレン×2

スカーレット・スーパーノヴァ・ドラゴン×1

レアル・ジェネクス・クロキシアン×1

A・O・Gリターンゼロ×1

フルール・ド・バロネス×1

D・イヤホン×1

 

 

まず最初に、このデッキにはこれといった展開のルートはございません。基本的には12枚ある初動「マグナ」「ターボ」「クラッシャー」「パワープランナー」のどれかか、3枚の「篝火」いずれかを引き当てて、「篝火」なら「マグナ」を持ってきて通常召喚。それ以外ならそのまま通常召喚して「リペア・ジェネクス・コントローラー」をリンク召喚するだけ。あとは「リペア・ジェネクス・コントローラー」の効果を起動させて、上手くパズルを作っていくだけです。

 

「パワープランナー」で「バードマン」をサーチしてくるので、「パワープランナー」はなるべくシンクロ召喚に使わず、「バードマン」で手札に戻す用に置いておきましょう。それに気をつけておけば、「トリシューラ」3枚と「フレームロード」1枚をシンクロ召喚し、効果を使った「フレームロード」を「ディス・パテル」を召喚する事で場に戻して、もう一度効果発動という動きをする所まだ持っていけば5枚ハンデス完了です。

 

残りのエクストラは、5枚ハンデスした後の盤面を、相手が上から引いてきた「ライトニング・ストーム」とかで吹き飛ばしてきた後に使います。

 

上手く使えば「リターンゼロ」などでジェネクスパーツを使い回し、シンクロを2、3回行えますので、簡単に相手を倒すことが出来るでしょう。

 

このデッキは実際に触って回さないと、字面で展開を説明しても長く分かりづらいので、とにかく何回も練習して、己の体に覚えさせるといいです。

 

また、「スカーレット・スーパーノヴァ・ドラゴン」については、「D・イヤホン」を上手く使うと出せます。召喚指定でチューナー複数を要求される場合、「リペア・ジェネクス・コントローラー」は「ジェネクス」チューナーが一体でも含まれていれば他のチューナーはなんでもいいという裁定があるので、「D・イヤホン」本体を「D・イヤホン」の効果でチューナーにしてやれば、レベル12を低レベルの連中で作り、「スカーレット・スーパーノヴァ・ドラゴン」を出せてしまう、という算段です。

(例:イヤホン、バードマン、チューリング、マグナを素材にすれば、4、3、2、3で12になる)

 

あとは、敵の妨害については「半魔導帯域」を事前に貼ったり、「墓穴の指名者」を使ったりしてかわしてください。「増殖するG」なんかは「灰流うらら」でも止められます。

 

また、後攻の場合は「究極生命体ニビル」と「灰流うらら」でしっかり対処して、次でぐちゃぐちゃにシンクロしてワンキルしてください。簡単にやれます。

 

不安な人は、サイドデッキかメインデッキに直接かで「ライトニング・ストーム」とか「サンダー・ボルト」とか「大嵐」とかぶっ込んでおいてください。

 

 

「ジェネクス」が枚数圧迫するかと思いきや、使うカードは少ないので以外と自由枠は多め。是非、自分でも試したいなと思うカードは入れてみてください。

 

また、大して難しい事が書いてあるわけでもないので、初心者にもおすすめ出来ると思います。

 

 

 

 

いかがでしたか。

今回は「リペア・ジェネクス・コントローラー」デッキ第一弾という事で、初心者でも扱いやすいガチ寄りのデッキを紹介しました。

 

次の第二弾でまたお会いしましょう。

それではまた〜

 

 

 

大量シンクロで環境破壊!「リペア・ジェネクス・コントローラー」

はいどうも!

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。啄木鳥です。

 

去年11月25日に発売した、

遊戯王OCGのコンセプトパック「ターミナル・ワールド」。

 

「氷結界」や「インフェルノイド」など、

過去にあったアーケードゲーム「デュエル・ターミナル」に収録されていたカード達

が、様々な強化を受け、進化したパック。

 

そんな「ターミナル・ワールド」で最も強化されたと言っても過言ではないテーマが

ジェネクス」です。

 

この「ジェネクス」というテーマ、かつては「ジェネクス帝」などのデッキで

環境を席巻したテーマですが、

 

「メインのサーチカードが特殊召喚に反応しない」

「シンクロ体の効果が微妙」

 

などの理由で、有名カードである「ジェネクスウンディーネ」や、

「A・ジェネクス・バードマン」などのカード以外は、

あまり使われていない不遇なテーマでした。

 

しかし、「ターミナル・ワールド」にて追加された新カードによって、

恐ろしいまでの変貌を遂げました。

 

不遇なテーマから、一気に環境デッキへと成り果てたのです。

 

 

 

そのぶっ壊れ新カードがこちら。

 

リペア・ジェネクス・コントローラー

LINK-1 ATK/1200

【機械族/リンク/効果】

召喚条件:レベル4以下の「ジェネクス」モンスター1体

自分は「リペア・ジェネクス・コントローラー」を1ターンに1度までしか特殊召喚でき

ない。

①このモンスターがL(リンク)召喚された時に発動できる。

自分の墓地から「ジェネクス」モンスター1体を手札に加える。

②「ジェネクス」モンスターがドロー以外の方法で自分の手札に加わった場合に発動で

きる(同一チェーン上は1度まで)。「ジェネクス」モンスター1体の召喚を行う。この

ターン、自分は「ジェネクス」チューナーをS(シンクロ)素材としたS(シンクロ)召

喚でしかEX(エクストラ)デッキからモンスターを特殊召喚できない。

 

 

見てわかる人に問おう。何日で禁止になると思う?

(コメントに書いてみて下さい)

 

と、そういう事を問いかけたくなるカードなんです。

その強さをわかりやすく知ってもらうために、ポイント別に強さを解説して行きます。

 

 

1.サーチテーマでサーチしたら特殊召喚とかいうバグ効果

 

「ジェネクス」には、4種の基本なサーチ札があります。

 

この4枚ですね。

そしてこれらは、レベルで2→4→1→3→2…と、

サーチ先がグルグル回るようになっています。

 

しかし彼らは特殊召喚には反応しないため、

このグルグルを回そうとすると、1ルーチンで4ターンもかかってしまいます。

昔ならともかく、今そんなことしてたら抹殺されます。

 

しかし「リペア・ジェネクス・コントローラー」を用いると、

何故かこれらの1ルーチンが簡単に1ターンで出来てしまいます。

 

「リペア・ジェネクス・コントローラー」は「ジェネクスを手札に加える」と反応し、

「通常召喚を行う」という能力のため、サーチしてきた「ジェネクス」がそのままポン

と通常召喚出来てしまいます。

 

最終的に4体のモンスター+αが並んで盤面が埋まります。

後はαが「ジェネクス」のチューナーなら、シンクロ召喚が出来ます。

「ジェネクス」のチューナーは基本3、2、1レベルでレベル低めですが、

こんだけモンスターがいて1~4でレベルバラバラなので、

(4,2,3)で9とか、(4,3,3)で10とか、(4,3,2,1,2)で12とか、

好きなようにレベルを合わせてシンクロ召喚出来てしまいます。

 

そんなに出来て良いのかと、今あなたはそう考えていると思いますが

もちろんダメです。

こんな簡単に高レベルシンクロを出せたら、簡単に勝ててしまいます。

 

 

こういう、「トリシューラ」「バロネス」と言った、

出たら相手が嫌がるカードだって簡単に出せてしまうわけです。

 

これが1つ目の強みです。

もうお腹いっぱいだと思いますが、まだ二つあります。

どうか最後まで読んでいってください。

 

では、次に移りましょう。

 

2.S召喚先への制限がゼロ

 

「リペア・ジェネクス・コントローラー」の効果を使うと、

「ジェネクス」チューナーを使わないとS召喚出来なくなります。

 

しかし、S召喚先には一切の制限がありません。

先ほどの項でも「トリシューラ」や「バロネス」が出せると言いましたが、

それは先の制限がないからです。

 

非チューナー側の制限があるシンクロでも出せます。

なんならチューナー2体を必要とする「スカーレット・ノヴァ・ドラゴン」は、

「ジェネクス」チューナーを1体使っていれば、

もう1体のチューナーの制限は無くなってしまいます。

 

ただチューナー側に「ジェネクス」以外の制限がある物や、

エクシーズ、リンク、融合は一切出来ませんが、

シンクロデッキである「ジェネクス」で他の召喚を使う事はまず無いですし、

チューナー制限も、新カード「レアル・ジェネクスウンディーネ」を使えば、

名称指定とシンクロチューナー以外の制限は突破できてしまいます。

 

レベルも属性も好きなように弄れるので、

ある程度のシンクロは使えてしまいます。

こうなるとエクストラデッキの「自由枠」の幅が広すぎて、

デッキ構築で悩む人は大勢いるでしょうし、

対戦相手のデッキが「ジェネクス」だと「自由枠」の予測が困難です。

てか正直無理です

 

 

そしてチューナー以外の制限が無いという事は、

非チューナーのサポートカードが何でも入るという事です。

 

簡単な条件やチューナー絡みの条件で特殊召喚出来るカードや、

「ジェネクスウンディーネ」とのシナジーを生むカードなど、

挙げればきりがないほど様々なカードを組み込む事が出来ます。

 

 

環境レベルの強さはもちろん、遊び心も無限大。

とんでもないカードですよ…本当に。

 

 

さて、最後の強さポイントに参りましょうか。

 

3.安定性

 

まぁ、タイトル通りですよ。

なんせ召喚条件は「レベル4以下の「ジェネクス」モンスター1体」。

この時点で12枚の初動カードがある事が確定します。

 

しかも例のジェネクスサイクルのうち1体は炎族。

つまり「篝火」を使用する事が出来ます。

これで最大初動枚数15枚。

初動を引く確率はこれで、なんと約92%まで上がります。

大体引けます。手札事故起こすようなことがあったら宝くじ買っても良いレベルです。

 

こんなに安定度の高いデッキというのはそうそうありません。

本当に末恐ろしいデッキ、そして、カードです。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

遊戯王始めてから大して経っていないので大きい声では言えませんが、

このカードは間違いなく、

遊戯王史上トップクラスにバグった性能をしていると思います。

そのためいつ制限がかかるかもわかりませんが、

まぁ、それまで存分に楽しんでいきましょう。

 

次回から3回続けてこのカードを使ったデッキをご紹介します。

楽しみに待っていてください。

それでは、また。

 

開発部デッキ2023冬 戦術・テクニックと改造候補のカード達 

どうも、お久し振りです。啄木鳥です。

今日は11/18に発売した開発部デッキ「火闇邪王門」と「水闇自然ハンデス」の改造案

や戦術・テクニックを書いていきます。

 

では、早速見ていきましょう。

 

 

「火闇邪王門」

 

デッキ内容

 

「百鬼の邪王門」を主軸としたカウンターと速攻の両面を持つデッキです。

 

 

基本戦術

「スプーン・ンプス」や「カンゴク入道」を使い盾を減らし、

4、5ターン目に「「貪」の鬼 バクロ法師」を出してちょうど盾が0枚になるよう

調節できていれば、そこから適当なクリーチャーで殴って「百鬼の邪王門」などの

「鬼エンド」を起動し、ラッシュをかけて敵を叩き潰します。

 

上振れ時には、「カンゴク入道」⇒「「大蛇」の鬼 ジャドク丸」と動き

4ターン目にバクロ法師を出すと盾がちょうど0枚になります。

相手がノートリガーだと「百鬼の邪王門」や「鬼ヶ英悪 ジャオウガOG」無しでも

6打点ちょうどで4ターンキルが可能です。

 

強いテクニック解説

 

1.封印貫通

「鬼ヶ英悪 ジャオウガOG」をあえて出さずに抱えておくことで、「秩序の意志」

などの「封印付与効果」を貫通できます。というのもジャオウガOGは

種族に「デーモン・コマンド」を持つため、封印を外す事が出来ます。

「ドキンダム・アポカリプス」などの全体封印には無力です。

 

2.アプル貫通

アナカラ―ジャオウガなどのデッキは、このデッキの天敵「若き大長老 アプル」以外

にもメタカードを多量に展開してきます。そこで、敢えて「百鬼の邪王門」をマナ置き

などで捨て、ジャドク丸などの除去を他のメタカードに割き、ジャオウガOGと

バクロ法師を用いて攻撃することでアプルを完全に無視できます。

 

改造候補カード

 

1.バサラ

 

文明が火/闇であるためマナ置きでも優秀で、

「百鬼の邪王門」から出せる大型除去要員+打点と、かなり優秀な一枚。

手札に抱えていると「母なる聖域」や「超新羅星アポロヌス・ドラゲリオン」などの

「コストを支払わずに」というテキストに引っかかってバトルゾーンにでます。

打点増加に除去が出来るためとても偉い能力です。

加えるなら2~3枚が良いと思います。

 

2.謀遠 テレスコ=テレス

 

現在環境で猛威を振るっている「赤黒テレスコ邪王門」の主軸パーツ。

邪王門との相性はさることながら、ハンデスやドローのアドバンテージを肌で感じられ

る強カード。「悪縁 ガクブッチ・リッチーモア」の全ハンデス効果を発動すると急に

パワー10000のWブレイカーになったりします。

 

改造する時のポイント

1.鬼ヶ大王は抜こう

「鬼ヶ大王 ジャオウガ」は使うタイミングが少ないため、残す理由はありません。

思い切って抜きましょう。

 

2.OGとトリッパーは抜くな

「鬼ヶ英悪 ジャオウガOG」と「影速 ザ・トリッパー」は超強い上にアドリブ力が

とても高いので抜くにしても1枚が限度です。なるべく抜かないようにしましょう。

 

 

「火闇邪王門」については以上となります。

 

「水闇自然ハンデス

デッキ内容

ハンデス効果を持つカードとメタカードでコントロールし、

強力なフィニッシャーを用いて良いタイミングで決着をつけるデッキです。

 

基本戦術

「若き大長老 アプル」などのメタカードを展開しながら、「天災 デドダム」や

「悪魔妖精 ベラドンナ」でマナを増やし、「CRYMAX ジャオウガ」や

「SSS級天災 デッドダムド」でトドメをさすデッキです。

 

上振れるとハンデスしながらアドバンテージを稼いでウハウハできます。

 

強いテクニック解説

1.ジルコン男

墓地から出せる「Dis ジルコン」を「学校男」の効果で選択して破壊することで

使い回し出来ます。

 

2.ベラドンナ

2ターン目ベラドンナ→3ターン目有象夢造からベラドンナ×2と動きその全てでマナ加

速を選択すると4ターン目に「CRYMAX ジャオウガ」が出せます。

 

改造候補カード

1.飛翔龍5000vt

 

高いカードですが、アルティメットパワーカードであるコイツを1枚でも入れると

世界が変わります。1枚持ってたら入れるべき。

 

2.CRYMAX ジャオウガ

結局コイツが複数枚入れれるうちはコイツを増やした方が良いです。

「母なる聖域」を採用する際もコイツは増やした方が良いです。

 

3.ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり

高いカードしかないな……。

コイツはほぼ全ての即時攻撃を止められるとんでも野郎です。

現環境最強の「アナカラ―ジャオウガ」に3~4枚採用されています。

3コストであるため最速使用だとデドダムと被りますが、現在の環境では

コイツの方が圧倒的に優先度は上です。

そんな強カードでしかも単色。入れない理由は無いでしょう。

 

改造する時のポイント

1.「マガツカゼ」を引き抜こう

「ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり」を4枚入れる際には

迷いなくマガツカゼを抜いてください。大体の場合において役に立ちません。

 

2.パーフェクト・ジョーカーズについて

難しいカードです。

普通なら入らないんですが、頭が良い人は1枚差しておくといいと思います。

というのもこのカードの「能力無力化」はかなり強力。

選択したクリーチャー次第でそのまま勝つなんて事もザラにあります。

なので頭が良い人が使うととんでもなく厄介なんです。

是非使ってみて下さい。

 

 

「水闇自然ハンデス」については以上となります。

 

 

 

 

 

今回は開発部デッキ2023冬の戦術・テクニックと改造候補のカード達について解説して

いきました。毎度のことながら開発部デッキは質が高く、開発部の方々の熱意を感じま

す。

 

面白かったらブックマークしていただけるとありがたいです。

また次の記事でお会いしましょう。

それでは。