大量シンクロで環境破壊!「リペア・ジェネクス・コントローラー」

はいどうも!

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。啄木鳥です。

 

去年11月25日に発売した、

遊戯王OCGのコンセプトパック「ターミナル・ワールド」。

 

「氷結界」や「インフェルノイド」など、

過去にあったアーケードゲーム「デュエル・ターミナル」に収録されていたカード達

が、様々な強化を受け、進化したパック。

 

そんな「ターミナル・ワールド」で最も強化されたと言っても過言ではないテーマが

ジェネクス」です。

 

この「ジェネクス」というテーマ、かつては「ジェネクス帝」などのデッキで

環境を席巻したテーマですが、

 

「メインのサーチカードが特殊召喚に反応しない」

「シンクロ体の効果が微妙」

 

などの理由で、有名カードである「ジェネクスウンディーネ」や、

「A・ジェネクス・バードマン」などのカード以外は、

あまり使われていない不遇なテーマでした。

 

しかし、「ターミナル・ワールド」にて追加された新カードによって、

恐ろしいまでの変貌を遂げました。

 

不遇なテーマから、一気に環境デッキへと成り果てたのです。

 

 

 

そのぶっ壊れ新カードがこちら。

 

リペア・ジェネクス・コントローラー

LINK-1 ATK/1200

【機械族/リンク/効果】

召喚条件:レベル4以下の「ジェネクス」モンスター1体

自分は「リペア・ジェネクス・コントローラー」を1ターンに1度までしか特殊召喚でき

ない。

①このモンスターがL(リンク)召喚された時に発動できる。

自分の墓地から「ジェネクス」モンスター1体を手札に加える。

②「ジェネクス」モンスターがドロー以外の方法で自分の手札に加わった場合に発動で

きる(同一チェーン上は1度まで)。「ジェネクス」モンスター1体の召喚を行う。この

ターン、自分は「ジェネクス」チューナーをS(シンクロ)素材としたS(シンクロ)召

喚でしかEX(エクストラ)デッキからモンスターを特殊召喚できない。

 

 

見てわかる人に問おう。何日で禁止になると思う?

(コメントに書いてみて下さい)

 

と、そういう事を問いかけたくなるカードなんです。

その強さをわかりやすく知ってもらうために、ポイント別に強さを解説して行きます。

 

 

1.サーチテーマでサーチしたら特殊召喚とかいうバグ効果

 

「ジェネクス」には、4種の基本なサーチ札があります。

 

この4枚ですね。

そしてこれらは、レベルで2→4→1→3→2…と、

サーチ先がグルグル回るようになっています。

 

しかし彼らは特殊召喚には反応しないため、

このグルグルを回そうとすると、1ルーチンで4ターンもかかってしまいます。

昔ならともかく、今そんなことしてたら抹殺されます。

 

しかし「リペア・ジェネクス・コントローラー」を用いると、

何故かこれらの1ルーチンが簡単に1ターンで出来てしまいます。

 

「リペア・ジェネクス・コントローラー」は「ジェネクスを手札に加える」と反応し、

「通常召喚を行う」という能力のため、サーチしてきた「ジェネクス」がそのままポン

と通常召喚出来てしまいます。

 

最終的に4体のモンスター+αが並んで盤面が埋まります。

後はαが「ジェネクス」のチューナーなら、シンクロ召喚が出来ます。

「ジェネクス」のチューナーは基本3、2、1レベルでレベル低めですが、

こんだけモンスターがいて1~4でレベルバラバラなので、

(4,2,3)で9とか、(4,3,3)で10とか、(4,3,2,1,2)で12とか、

好きなようにレベルを合わせてシンクロ召喚出来てしまいます。

 

そんなに出来て良いのかと、今あなたはそう考えていると思いますが

もちろんダメです。

こんな簡単に高レベルシンクロを出せたら、簡単に勝ててしまいます。

 

 

こういう、「トリシューラ」「バロネス」と言った、

出たら相手が嫌がるカードだって簡単に出せてしまうわけです。

 

これが1つ目の強みです。

もうお腹いっぱいだと思いますが、まだ二つあります。

どうか最後まで読んでいってください。

 

では、次に移りましょう。

 

2.S召喚先への制限がゼロ

 

「リペア・ジェネクス・コントローラー」の効果を使うと、

「ジェネクス」チューナーを使わないとS召喚出来なくなります。

 

しかし、S召喚先には一切の制限がありません。

先ほどの項でも「トリシューラ」や「バロネス」が出せると言いましたが、

それは先の制限がないからです。

 

非チューナー側の制限があるシンクロでも出せます。

なんならチューナー2体を必要とする「スカーレット・ノヴァ・ドラゴン」は、

「ジェネクス」チューナーを1体使っていれば、

もう1体のチューナーの制限は無くなってしまいます。

 

ただチューナー側に「ジェネクス」以外の制限がある物や、

エクシーズ、リンク、融合は一切出来ませんが、

シンクロデッキである「ジェネクス」で他の召喚を使う事はまず無いですし、

チューナー制限も、新カード「レアル・ジェネクスウンディーネ」を使えば、

名称指定とシンクロチューナー以外の制限は突破できてしまいます。

 

レベルも属性も好きなように弄れるので、

ある程度のシンクロは使えてしまいます。

こうなるとエクストラデッキの「自由枠」の幅が広すぎて、

デッキ構築で悩む人は大勢いるでしょうし、

対戦相手のデッキが「ジェネクス」だと「自由枠」の予測が困難です。

てか正直無理です

 

 

そしてチューナー以外の制限が無いという事は、

非チューナーのサポートカードが何でも入るという事です。

 

簡単な条件やチューナー絡みの条件で特殊召喚出来るカードや、

「ジェネクスウンディーネ」とのシナジーを生むカードなど、

挙げればきりがないほど様々なカードを組み込む事が出来ます。

 

 

環境レベルの強さはもちろん、遊び心も無限大。

とんでもないカードですよ…本当に。

 

 

さて、最後の強さポイントに参りましょうか。

 

3.安定性

 

まぁ、タイトル通りですよ。

なんせ召喚条件は「レベル4以下の「ジェネクス」モンスター1体」。

この時点で12枚の初動カードがある事が確定します。

 

しかも例のジェネクスサイクルのうち1体は炎族。

つまり「篝火」を使用する事が出来ます。

これで最大初動枚数15枚。

初動を引く確率はこれで、なんと約92%まで上がります。

大体引けます。手札事故起こすようなことがあったら宝くじ買っても良いレベルです。

 

こんなに安定度の高いデッキというのはそうそうありません。

本当に末恐ろしいデッキ、そして、カードです。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

遊戯王始めてから大して経っていないので大きい声では言えませんが、

このカードは間違いなく、

遊戯王史上トップクラスにバグった性能をしていると思います。

そのためいつ制限がかかるかもわかりませんが、

まぁ、それまで存分に楽しんでいきましょう。

 

次回から3回続けてこのカードを使ったデッキをご紹介します。

楽しみに待っていてください。

それでは、また。